専門材料が支える加工製品の購入についての知識

価格と主な用途

種類別価格の推移について

酸化チタンは、ペンキなどの溶剤や化粧品の原料、太陽光発電パネル、医療用、ある種の食品添加物などにつかわれる無機化合物です。原料は、イルメナイト鉱石などが知られていますが、その鉱石を塩素法あるいは硫酸法という製造方法で酸化チタンがうまれます。 酸化チタンの価格は、その種類によって異なります。イルメナイト鉱石で酸化チタンの含有率が50パーセント程度のものでは、1トンあたり250ドルから400ドル程度です。これから酸化チタンの純度を高めて製品化しますが、純度が90パーセント程度になりますと、1トンあたり1200ドルから1600ドルと高くなります。更に95パーセントと純度の高い酸化チタンの製品では、1トン2000ドルから2300ドルとなります。

価格変動の要因について

なお、上記の酸化チタンの価格は、少し古い資料によりましたので、現在の価格とは多少異なるかもしれません。この業界では、チタン以外に代替えができない分野があるために製造者が優位にたっています。例えば、溶接剤メーカーは、チタン製造業者のが圧倒的です。それで、チタン価格が低迷しますと、投げ売りはしないで、将来景気が良くなり値上がりする時期まで在庫として持つ傾向があります。そのため価格変動の下値は限られたものになりやすいといわれています。 ただし、チタンの種類によっては、製造業者以外にも在庫をもっていますので、景気の悪化による需要の低下によって、じりじり下がる場面もありえます。特に、中国は輸入国として存在感がありますので、ここの輸入動向が価格の変動に大きな影響を及ぼします。